都会のラクダ(渋谷龍太、KADOKAWA)
結成してすぐにメジャーの匂いを嗅いだ我々は、オトナを、そして社会とか世間ってものを、無自覚に舐めていたんだと思う。
ヤマハの本社で話したあの日、知らない世界のヌルヌルして本質の掴めない話に、とりあえず足りない頭をカクカク頷かせていただけだった我々は、頷かないよりは頷いた方がいいだろうと本気で思っていた。
とりあえず頷くことは危ない。理解と納得のいかないところから進められた物事は、派生していくにつれて取り返しがつかなくなると学んだし、とりあえずで頷くことが癖になることも学んだ。
※往々にして…しばしば。
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