(合戸孝二、ベースボールマガジン社)
執念 覚悟に潜む狂気
重量を伸ばさないと始まらない
特にダンベルは、重たくなければわからない。地力がない段階で合戸式トレーニングをまねるだけでは意味がないといっても過言ではないのである。
いうなれば、合戸式トレーニングは最終形態の一つ。フリーウエイトもマシンも、そのすべてを経験し、重量をしっかり伸ばして自分の形をつくることにより、初めてトレーニーは中級者や上級者になれる。最後の砦に挑むのはその後だ。
重量を扱って土台をつくらなければ、「効かせる」ことはできない。
トレーニングをするからデカくなる
楽に重量を挙げようと考えたら、パッドなんて使わないほうが簡単だ。だけど俺は、筋肉にとってキツい方法とは何か、最高に苦しい方法はどれかを考える。
「俺だって思うよ。よく一日八時間トレーニングしていたな、って。その頃は『トレーニングさえすればデカくなる』と信じて疑わなかった。だから、栄養のことはあまり意識していなかった。絶対量は確実に足りていなかっただろうね。
食事や睡眠も重要だけど、質の高いトレーニングをしないと筋肉はつかない。
食事にこだわりぬるいトレーニングをしている人、食事が適当でハードなトレーニングをしている人。
後者のほうが筋肉は大きくなるはず。「トレーニングの頻度は十分か?」「追い込みきれているか?」
トレーニングに対する取り組み方にもっとこだわろう。
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