ボディメイクの大会に興味が出てきた人のために、団体について紹介していきます。
ポイント
- 団体ごとにボディメイク大会を開催している。大会の中にカテゴリーがある。
- FWJとJBBFの二代巨頭
- FWJ→トップ層の選手はステロイド使用。IFBB PROやミスターオリンピアにつながる。
- JBBF→ドーピング検査ありナチュラル
団体とは?

団体とは、ボディメイク大会を主催する組織のことです。
団体ごとに多くの大会を開催しています。
大会ではボディビル、クラシックフィジーク、フィジークといった出場カテゴリーがあります。
ボディメイク大会を主催する団体を紹介
①FWJ(旧NPCJ)

FWJは2015年に発足した団体です。
FWJはIFBBプロリーグの傘下です。
FWJの大会で結果を残すことで、IFBB PROになることができます。
そしてIFBBプロ選手になって結果を残せば、世界最高峰の大会、ミスターオリンピアに出場できます。
FWJは今日本で一番盛り上がっている団体といって間違いないでしょう。どの大会のレベルも高いです。
演出も豪華で華があります。多くのフィットネスインフルエンサーも出場しています。
また、ドーピング検査が無いことが大きな特徴で、FWJのトップ選手はステロイドを使用している可能性が高いです。
- ボディビル
- クラシックフィジーク
- フィジーク
プロ選手:山岸秀匡、カネキン、JIN、エドワード加藤、真子心太朗、寺島遼、田口純平、佐藤正悟
アマチュア:横川尚隆、こんがり、山澤礼明、ぷろたん、ヤン、なーすけ
- ビーフ佐々木クラシック
- Olympia Amateur Japan(オリンピアアマチュア)
- Hidetada Yamagishi, Iris Kyle Japan Classic 2025
- 東京プロ
- ジャパンプロ
FWJの特徴
- IFBB PROやミスターオリンピアに繋がっていて、世界を目指せる
- ドーピング検査なし。トップ選手はステロイドを使用している。
- 大会成績等は、JBBFよりも影響力がある
- レベルが高く、かなりの筋肉量が必要となる
②JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)

JBBFは1955年に発足した日本で最も古い団体です。
FWJと並び、日本のボディコンテスト団体の二代巨頭です。
JADA(公益社団法人日本アンチ・ドーピング機構)に加盟している唯一の日本団体です。
FWJとは対照的に、JBBFはアンチ・ドーピングを掲げ、厳しいドーピング検査や講習が行われています。
そのため、JBBFに所属する選手はナチュラルです。
文部科学省・JOC(日本オリンピック委員会)に加盟しており、ボディビルを正式なスポーツとして捉える側面が強いです。
そのため、演出はFWJと比べて地味です。
日本連盟と地方連盟の連携が悪く、地方大会の運営状況を問題視する声もあります。
- ボディビル
- クラシックフィジーク
- フィジーク
- マスキュラーフィジーク
- ジュラシック木澤
- 合戸孝二
- 五味原領
- 伊吹主悦
- 扇谷開登
- 芳賀セブン
- サイヤマングレート
- マンティ福原
- くづまる
- 全日本ボディビル選手権
- オールジャパンフィットネスチャンピョンシップス
JBBFの特徴
- ドーピング検査あり。JBBFの選手はナチュラル。
- FWJと比較して、華やかさや影響力に欠ける
- 他団体の大会には参加できない(マッスルゲート、サマスタは可)
- レベルが高く、かなりの筋肉量が必要となる
③APF

APFはFWJの傘下の団体です。
レベルはFWJよりは低いです。
初心者向けの大会もあり、フィードバックも実施しています。、
ユニフォームやポージングの自由度が高いのも特徴です。
- フィジーク
- 塚田僚一(A.B.C-Z)
APFの特徴
- FWJの姉妹団体
- FWJよりは易しく、初心者向け
- 演出が豪華
④マッスルゲート

マッスルゲートは2017年に発足した、ゴールドジムが運営する団体です。JBBFの姉妹団体となっています。
初心者向けの大会を多く開催しています。
団体への選手登録費用が発生せず、大会出場費用が安いです。
- ボディビル
- クラシックフィジーク
- フィジーク
- マスキュラーフィジーク
マッスルゲートの特徴
- JBBFの姉妹団体
- JBBFより易しく、初心者向き。コンテストの登竜門。
- 出場費用が安い
- 演出は地味
- カラーリング禁止
⑤ベストボディ・ジャパン

ベストボディジャパンは2012年に初めて大会を開催しています。
かっこよくて健康的、モデルのような肉体が要求されます。
都道府県ごとに大会が開催され、大会数が多いです。毎年11月に日本大会が開催されます。
審査ポイントは様々で、容姿やSNSも審査対象となります。
ボディビルダーのような大きな筋肉は求められず、比較的初心者向けです。ボディメイク大会の登竜門とも言えます。
ボディビル・フィジークのようなカテゴリーはありません。
ベストボディジャパン、モデルジャパン、マッスルモデル&フィットネスモデルという独自のカテゴリー分けです。
- ベストボディジャパン
- モデルジャパン
- マッスルモデル&フィットネスモデル
- 西川貴教(アーティスト)
- AKIOBLOG
- サイヤマングレート
- 寺島遼(現IFBB PRO)
- エドワード加藤(現IFBB PRO)
- 田口純平(現IFBB PRO)
- 佐藤正悟(現IFBB PRO)
ベストボディジャパンの特徴
- ボディビル・フィジークのようなカテゴリーは無い
- 初心者向け
- カラーリング禁止
- 大会数が多い
- ポージングが独特
- 年齢で階級が分けられる
⑤サマースタイルアワード(SSA)

サマースタイルアワード(通称サマスタ)は、夏が似合う身体を決めることがコンセプトの団体です。
高いレベルの絞りが要求されることが特徴です。
カテゴリーが多く、スタイリッシュガイのような独自カテゴリーもあります。
プロ制度もあり、プロ大会では賞金も出ます。
- フィジーク
- クラシックフィジーク
- スポーツモデル(フィットネスモデル)
- サーフモデル
- スタイリッシュガイ
- 吉良友汰(KiraTube)
サマスタの特徴
- JBBFと掛け持ちできる
- カテゴリーが豊富
⑥NABBA JAPAN

NABBAは1950年にイギリスで発足した団体です。
かつてアーノルド・シュワルツェネッガーもNABBAの大会に出ていました。
現在は60カ国以上が加盟しており、韓国のNABBA KOREAはレベルが高いことで有名です。
プロ制度もあり、インフルエンサーのEITOさんはNABBA PROです。
NABBA JAPANの代表は金子賢さんで、彼はサマスタの代表も務めています。
- ボディビル
- フィジーク
- クラシックフィジーク
- スポーツモデル(フィットネスモデル)
・EITO
NABBAの特徴
- 代表がサマスタと同じ
- 多数の国が加入している
番外編:個人が主催する大会
ここでは、個人が主催する大会を紹介します。
個人主催の大会は、団体への選手登録費用がかからず、出場費用を安く抑えられます。
⑦レモンクラシック

レモンクラシックはレモンチャンネルが主催する大会です。
2022年に初開催されました。毎年東京や大阪、名古屋、広島などで大会が開催されています。
上位の選手には賞金が出るため、レベルは高めです。
特に広島大会はハイレベルなことで有名です。
- ジャスト翁長
- Ryohei_fitness
- クライムライフ
レモンクラシックの特徴
- 参加費用が安い
- 賞金がある
- 選手のレベルが高い
⑧SFF(Shape Fit Festival)

SFFはなーすけさんが主催する大会です。
2023年に初開催されました。東京や大阪、福岡などで開催されます。
2025年時点では、「初心者が日本一参加しやすいフィットネスコンテスト」をコンセプトに開催しています。
実は、僕も今年SFFに出場しました!

- Want to be(審査なし)
- One Shape
- フィジーク
- おかじゅん
- オムライス兄さん
SFFの特徴
- 初心者向けの大会
- 参加費用が安い
まとめ
まとめ
- 団体ごとにボディメイク大会を開催している。大会の中にカテゴリーがある。
- FWJとJBBFの二代巨頭で、これらはかなりの筋肉量が必要となる。
- FWJ→トップ層の選手はステロイド使用。IFBB PROやミスターオリンピアにつながる。
- JBBF→ドーピング検査あり。選手はナチュラル。


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