今古賀翔の本『科学で鍛える!筋トレ超大全』をレビュー|どんな人におすすめ?

本記事では、今古賀翔さんの本『科学で鍛える! 筋トレ超大全 最新理論で理想の筋肉をつくる』をレビューしていきます。

目次

『科学で鍛える! 筋トレ超大全 最新理論で理想の筋肉をつくる』はどんな本?

フィットネスYouTuber・今古賀翔さん初の著書。
筋トレに関する知見を、論文や研究データをもとに科学的な視点から解説した一冊です。

本書は、筋トレ界隈で語られる常識やトレーニング理論を、研究データを交えながら深掘りして解説しています。
また、実際のトレーニングプログラム例も掲載されており、計画的な重量設定や疲労管理について学ぶことができます。
さらに、FAQ形式で筋トレに関する疑問にも回答しています。

実際に読んで感じたメリット・デメリット

良かった点

個人的に参考になったのは、

  • 大胸筋全体を鍛えれば上部も発達してくる可能性が高い
  • トレーニングの三原理五原則
  • 1週間のボリュームが筋肥大には大事
  • カフェイン摂取源による違い
  • ピリオダイゼーション

といった内容です。

また、掲載されているトレーニングプログラムも実践的だと感じました。
一方で、今古賀さん自身がより細分化された有料プログラムも販売しているため、人によってはそちらとの違いが気になるかもしれません。

気になった点

「はじめに」では、初心者とトップアスリートの間の中間層向けだと説明されていますが、基本種目のフォーム解説が画像付きで掲載されています。

個人的には、中級者向けの内容としてはフォーム解説がやや簡素に感じました。
また、トレーニングフォームは動画で学ぶ方が理解しやすいとも感じています。

さらに、一部の文章では接続詞の使い方や文の構成に違和感を覚える箇所があり、読みづらさを感じました。
内容自体は興味深いだけに、この点は少し気になりました。

『科学で鍛える!筋トレ超大全』がおすすめな人・おすすめしない人

おすすめな人

おすすめな人
  • パワーリフティングに興味がある人
  • 筋トレを科学的に深く学びたい人

パワーリフティングに興味がある人や、筋トレを科学的に深く学びたい人にはおすすめです。

「筋トレ超大全」では、ボリューム、強度、RPE、レップレンジ、ピリオダイゼーションなど、疲労管理を考慮しながらパフォーマンス向上を目指す内容が多く扱われています。

そのため、筋肥大だけでなく「重量を伸ばすこと」に興味がある人にとっては、非常に面白い内容だと感じました

おすすめしない人

おすすめしない人
  • 筋トレ初心者
  • 結論だけを知って効率的にトレーニングしたい人

「筋トレ超大全」をおすすめしない人の特徴1つ目は、筋トレ初心者です。

本書はボディメイクの全体像を体系的に学ぶ入門書ではなく、ある程度トレーニング経験のある人が知識を深めるための内容が中心です。

「筋トレ超大全」をおすすめしない人の特徴2つ目は、結論だけを知って効率的にトレーニングしたい人です。

筋肥大のメカニズムに加え、コルチゾールや炎症反応などの生理学的な内容も扱われています。また、一般的なトレーニーには馴染みの薄い専門用語も多く登場します。

それから、科学的根拠を重視している一方で、「現時点では結論が出ていない」とまとめられているテーマも少なくありません。そのため、「何をやればいいのかだけを知りたい」という人には、やや読みづらく感じる可能性があります。

難しいと感じる場合は、各章の結論部分を中心に読むのも一つの方法だと思います。

このように、大学生でボディメイクを目的に筋トレをしている人にとっては、優先度は高くないと感じました。

筋トレの科学を深く学びたい人には価値のある一冊です。
一方、「まずはある程度筋肉をつけたい」という人であれば、今古賀翔さんのYouTubeチャンネルの方が、より実践的で理解しやすい情報を得られるかもしれません。

この記事を書いた人

2004年生まれ。大学3年生。好きな種目はディップス。2025年Shape Fit Festival Men's One Shape 3位。

目次